転職の軸が決まらない、あなたへ
転職したい気持ちはある。
でも、どんな仕事がいいのかわからない
求人を見るたびに「これもいい、あれもいい」とブレてしまう。
自分が何を優先したいのか、全然わからない——。
そんな状態が続いていませんか?
私がキャリア相談を担当してきた中で、最も多い悩みのひとつが「転職の軸が決まらない」です。
今回は、実際に1年間チャット相談を続けてくれたOさん(20代女性)の体験談をもとに、ぐるぐる思考から抜け出す方法をお伝えします。
Oさんのプロフィール
- 年齢:20代女性
- 最終学歴:大学院修了(農学部→文系編入→大学院)
- 前職:総合人材会社(人材派遣メインの新規開拓営業)
- 退職理由:入社3ヶ月で適応障害→3ヶ月の休職を経て退職
- 転職活動期間:約1年(休止期間含む)
- 現職:心理的安全性のある環境でのお客さま対応職
前回の記事
「2度目は絶対失敗したくない」適応障害・短期離職を乗り越えた20代女性の転職体験談

Oさんが「軸が決まらない」と悩んでいた理由
Oさんは大学院を卒業後、総合人材会社に入社しましたが、適応障害による休職を経て退職。転職活動をしていたものの、なかなか前に進めない状態が続いていました。
彼女はこう振り返っています。
「ちょっと良さそうな求人を見ると、もっと良い条件を求めてしまう。自分の興味と、向いていそうな仕事の間で揺れ動く。『事務なんて誰でもできる仕事だ』という偏見もあった」
優先順位が定まらない。「これは絶対譲れない」と「出来れば叶えたい」が揺れ動く。
この状態、あなたにも心当たりはありませんか?
転職活動で「軸がブレる」人には、共通するパターンがあります。

「転職の軸が決まらない」3つの原因
| 原因 | よくある状態 | 陥ると起きること | 抜け出す鍵 |
|---|---|---|---|
| ① 全部手に入れようとしている | 給料・働き方・やりがい…全部ほしい | どの求人も「惜しく」見える | まず優先する1つに絞る |
| ② 理想の仕事を探している | 「天職」「やりたいこと」を探し続ける | 永遠に決まらない | 経験の中で見えてくるものと捉える |
| ③ 強み・得意がわかっていない | 「自分に強みなんかない」と感じる | 向いている仕事もわからない | 強みは「見えていないだけ」と知る |
原因①:「欲しいもの」を全部手に入れようとしている
給料・働き方・職種・業界・やりがい・人間関係・通勤時間——全部を一度に求めてしまうと、当然ながらどの求人も「惜しく」に見えます。
正直に言うと、転職で一度にすべてが手に入ることは、ほとんどありません。
何かを得れば、何かをトレードオフする。それが現実です。
でも、安心してください。
今回の転職で手放すものを、この先ずっと諦めるわけじゃない。
“今のあなた”にとって一番優先したい1つを、まずこの転職で手に入れる。
残りは、次のキャリアの中で少しずつ取りに行けばいいんです。
転職は「一発逆転のガチャ」ではなく、“人生を少しずつ整えていく通過点”。
そう考えると、少し肩の力が抜けませんか?👺
💬 全部を諦める必要はありません。「今回の転職でまず優先する1つ」を一緒に整理したい方は、LINE相談から気軽にどうぞ。無理な勧誘はありません。
原因②:「理想の仕事」を探そうとしている
「天職」や「やりたいこと」を探し続けると、永遠に決まりません。特に20〜30代の転職では、「まだ経験していない仕事の中に理想がある」と思い込んでしまいがちです。
Oさんも最初はそうでした。
「こういうことがやってみたい!というのがあまりない」と悩んでいましたが、それは普通のことです。
💬「やりたいことが見つからない」のは、あなただけではありません。言葉にするお手伝いが必要なら、LINEで話してみませんか?
原因③:「強み・得意」が自分でわかっていない
何が得意かわからないと、「向いている仕事」もわかりません。Oさんは相談の中で「自分に強みなんかない」と感じていましたが、それは強みがないのではなく、見えていないだけでした。
💬 強みは「見えていないだけ」で、必ずあります。第三者視点で見つけたい方は、LINE相談で一緒に棚卸ししましょう。
ぐるぐる思考から抜け出す方法:「外す条件」を先に決める
Oさんが転職活動を前に進められるようになったのは、
「入れる条件」ではなく「外す条件」を決めたことがきっかけでした。
「自分が長く働く上で、絶対に欠けてはならないものが明確になったことで、頭の中も、選ぶべき求人もスリムになったなと思います」
外す条件の例:
- 「新規開拓営業は絶対にNG」
- 「満員電車で1時間以上の通勤は避ける」
- 「フォロー体制のない職場は入らない」
| しんどかった環境 | 外す条件に変換 |
|---|---|
| 長時間残業が常態化 | 残業月40時間以上はNG |
| 評価基準が不明確 | 評価制度が不透明な会社はNG |
| 人間関係が希薄 | 一人で黙々と進める業務はNG |
この「外す条件」を決めると、求人の見方がガラッと変わります。
「この会社どうかな?」ではなく、
「この会社は外す条件に引っかかるか?」という視点で見るので、迷いが減るのです。
「外す条件」を決めるとき、大事な視点
Oさんはこんな気づきもありました。
「外す条件を決めること。
それは、今後絶対手に入れることができなくなるものではないことにも気付かされました。
まずは最低限必要なものを。それ以外のことは軌道に乗ってきてから考える。
それでも遅くないということに気づき…クヨクヨ悩みすぎなくなったと思います」
今の転職でベストを手に入れなくていい。まず最低限必要なものを確保して、キャリアをつないでいけばいい。
この考え方の転換が、転職活動を前に動かす力になります。

今日からできること:軸を3つに絞るワーク
転職の軸が決まらないと感じている方は、次のステップを試してみてください。
ステップ①:今の仕事(または前職)で「最もしんどかった環境」を3つ書き出す
例:
- 毎週リセットされる数字目標
- フォロー体制がなく孤独だった
- 商品に自信が持てなかった
ステップ②:その3つを「外す条件」に変換する
例:
- ノルマのみで評価される職場は外す
- チームでのフォロー体制がない職場は外す
- 自分が良いと思えないサービスを扱う会社は外す
ステップ③:残った求人の中で「なんとなく気になる」を選ぶ
軸を絞ると、求人を選ぶ基準が「好き嫌い」から「合う・合わない」に変わります。直感が働きやすくなるのです。
パロ自身の経験:7回転職して気づいたこと
私自身も32歳までに7回転職をしています。
若い頃は「やりたいこと」を追いかけ、「理想の会社」を探し続けました。
でも転職のたびに気づいたのは、「やりたいこと」は働きながら見つかるということです。
パロまず「自分が壊れない環境」を選ぶ。
そこで力を発揮する経験を積む。
すると、自然と「もっとこういうことがしたい」という方向性が見えてきます。
Oさんもそのプロセスを歩み
入社後、社内で立ち上がっていたメルマガ担当プロジェクトの話が回ってきたときに
「やってみない?」と声を掛けられ
「やってみます!」と1歩踏み出しました。
もともと別の社員さんが企画していたプロジェクトに、自分から飛び込んだ形です。
“ぐちゃぐちゃ”の中で迷っていた頃では、考えられなかった一歩。
軸が決まった人の目線は、もう「求人を選ぶ」から「キャリアを育てる」に変わっています。
まとめ:転職の軸は「入れる条件」より「外す条件」から
- 転職の軸が決まらないのは、「全部を求めすぎている」から
- 「外す条件」を先に決めると、求人の見方がシンプルになる
- 今の転職でベストを手に入れなくていい。キャリアは続いていく
Oさんの言葉を借りるなら——
「自分の譲れないポイントだけまずは大切に」
それが、ぐるぐる思考から抜け出す最初の一歩です。
※この記事はパロ👺が担当した実際のキャリア相談をもとに、本人の許可を得て作成しました。
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転職エージェントは”登録しただけ”で終わらせない
Oさんの1年を振り返って、一つ気づいたことはありませんか?
Oさんは、相談に来てくれた時点で
- 価値観マップも
- TCL分析も
- 求人チェックも
- 転職エージェント登録も
全部、すでにやっていたんです。
それでも——頭の中は「ぐちゃぐちゃ」だった。
これが、何を意味しているか。
“やること”より、”誰と整理するか”のほうが大事
Oさんの1年が教えてくれる、いちばん大事な真実。
それは、
転職活動で本当に差がつくのは「ツールの数」じゃなく「軸を言語化できる場所があるかどうか」
ということです。
エージェントは心強いパートナーです。
でも、思い出してください。
Oさんがいちばんしんどかったのは、
「沢山応募しましょう」と言われて、
頭と心がバラバラなまま『御社が第一志望です』
と言わなければいけなかったあの瞬間
でした。
エージェントは、
あなたの“気持ち”までは整理してくれません。
だから、必要なのは“役割分担”なんです。
エージェントと相談、それぞれの“正しい役割”
| 役割 | やってくれること | やってくれないこと |
|---|---|---|
| 転職エージェント | 求人紹介・選考対策・市場感の共有 | 軸作り・気持ちの整理・休む判断 |
| チャット相談(パロ)👺 | 軸作り・気持ちの整理・見返せる記録 | 求人紹介・面接セッティング |
Oさんが納得の内定に辿り着けたのは、
この両方を、正しい順番で使ったからでした。
先に「軸」を言葉にする。
そのあとで、エージェントを「情報収集の手段」として協力してもらう。
逆にすると、軸が曖昧なまま求人を見て、応募を重ね、面接を受けて
――そのたびに「やっぱり違う」「かえって混乱してしまう」という状態が続いてしまいます。
もちろん、その時間がムダだったとは限りません。
Oさん自身、こう振り返っています。
「時間はかかったけれど、焦って転職するよりは良かった。自分の中で1つずつ消化しながら進めるためには、必要な時間だった」と。
ただ――その”苦しい期間”は、できるだけ短いほうがいい。
先に軸を整理しておけば、迷いと焦りの時間をぐっと縮められる。
“遠回り”を”納得の寄り道”に変えられるのが、事前準備の力です。
ぐるぐる思考から抜け出す、たった2ステップ
ここまで読んでくれたあなたへ。
難しいことは、ひとつもありません。
順番を間違えなければ、Oさんの1年を、あなたは数週間に短縮できます。
STEP 1|まず「軸」を言葉にする(パロのチャット相談)
応募する前に、まずやってほしいのは“言語化”です。
Oさんが1年かけて辿り着いた答えは、
「見返せる場所で、自分の言葉で、ゆっくり整理する」こと。
「見返せるというのが大きい。自分がこれまで悩み乗り越えてきたことや、明確にしてきた方向性などが、何度も振り返れる」(Oさん)
パロのチャット相談は、まさにこの“見返せる場所”として作りました。
✅ 見返せるから、気づきが積み上がる
✅ 焦らせないから、自分のペースで進められる
✅ 7回転職した経験者だからこそ、わかる寄り添い方がある
✅ エージェントには言いにくい“本音”や“迷い”も、ここで言葉にできる
「何から書けばいいかわからない」——そう思った時点で、
もう相談する準備はできています。
Oさんも、最初のメッセージは「何を書けばいいですか?」でした。
👇 まずは公式LINEから、ひと言送ってみてください。
STEP 2|軸が見えたら、エージェントを”情報収集の手段”として活用
軸が言葉になったら、ここで初めてエージェントの出番です。
軸を持って登録すると、
同じエージェントとの面談でも、見える景色がまったく違います。
- 「外す条件」が伝えられるから、無駄な求人が減る
- 「沢山応募しましょう」に流されず、自分で判断できる
- 面接で“頭と心がバラバラ”にならず、自分の言葉で話せる
市場感を知る“情報源”として、2社くらいの複数登録がおすすめです。
👉 リクルートエージェント
求人数No.1。市場にどんな仕事があるかを俯瞰する用に。
👉 マイナビ転職エージェント
20〜30代のキャリア形成に強み。丁寧な面談で定評。
【20代・第二新卒に特化した転職エージェントなら】
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20代・第二新卒専門だから、職歴に自信がなくても大丈夫。大手マイナビ運営で安心して相談できる。
👉 第二新卒エージェントneo by ネオキャリア
「経歴に自信がない」そんな20代を10年以上支援してきた実績。書類添削から面接対策まで完全無料でサポート。
💡 使うときの3つのルール(Oさんの経験から)
① 「沢山応募」に流されない。ペースは自分で決める
② 「外す条件」を先に伝える(足し算ではなく引き算)
③ しんどくなったら、正直に“休止”と伝えていい
最後に:その“ぐちゃぐちゃ”、ひとりで抱えなくていい
もしあなたが今、
- 何から手をつければいいかわからない
- エージェントに振り回されて疲れた
- ひとりで考えるのがしんどい
——どれかひとつでも当てはまるなら、
STEP 1から始めてみてください。
Oさんも最初は、何ひとつ言語化できていませんでした。
でも、チャットで“ひと言ずつ”積み重ねた1年が、
最後に「整理された直感」に変わりました。
あなたの“納得の一歩”も、
たった一通のメッセージから始まります。
焦らなくていい。
正解は、ひとつじゃない。
Oさんのように、あなたにも必ず、
“納得の一歩”が待っています。
その一歩を、一緒に言葉にしていきましょう。











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