どうも、パロです👺
転職7回・8社の職歴を1社ずつ振り返る「私の履歴書」シリーズ。今回は3社目、「外国人向け人材営業」編です。
この回のテーマは、少し苦い。「やりたかった仕事に、ようやく就けたのに、結果を出せずに去った」話です。夢を叶えた転職が、なぜうまくいかなかったのか。「やりたいことを仕事にしたい」と考えている方にこそ、読んでほしい実録です。

3社目の仕事:「外国人向け人材営業」とは
3社目の仕事は、日本で働きたい外国人の方を企業に紹介する人材営業でした。外国人の求職者との面談と、外国人を採用したい企業への提案・営業活動が主な業務です。
当時はインバウンド需要の高まりで、飲食・サービス業を中心に外国人採用が注目され始めた時期。そのニーズを先取りしようと、親会社の支援を受けて立ち上がったベンチャー企業に、私は「外国人の就職支援がしたい」という夢を持って飛び込みました。2社目を辞めてまで挑戦した、やりたかった仕事です。
現場で見た、外国人が日本で働く2つの壁
この仕事で得た一次情報は、今でも価値があると思うので共有します。外国人材の就職には、大きな壁が2つありました。
壁① 企業が求める日本語レベルと、求職者の実力のギャップ
会社には、中国・ベトナムなどアジア圏を中心に多くの就職希望者が相談に来ていました。ところが——
- 企業が求める水準:日本語検定1級(ビジネスレベルの読み書き)+問題ない日常会話
- 登録に来る求職者の多く:良くて日本語検定2級+なんとなく通じる日常会話
このズレが、想像以上に大きかった。需要はあるのに、マッチングが成立しない——市場が新しい分野ならではの構造でした。
壁② VISA(在留資格)
もうひとつがVISAの壁。せっかく就職が決まっても、在留資格が下りずに働けないケースが実際にありました。求職者本人の努力ではどうにもならない要因で話が壊れる悔しさは、この仕事特有のものだったと思います。
パロ「営業」とひと口に言っても、業界が変わればぶつかる壁もまるで違う——この実感は、後に「価値観×必要な力×環境」の3軸公式としてまとめることになる学びの原体験でした。
夢の仕事なのに、結果を出せなかった


結論から言うと、私は営業成績を伸ばせず、契約期間の満了とともにこの会社を去ることになりました。
ずっとやりたかった外国人の就職支援。その仕事に就けたのに、実力不足で続けられなかった。「やりたいことがあっても、結果を出せなければ続けられない」という、至極まっとうな現実を突きつけられた経験です。
2社目で学んだ営業の基本だけでは、新規市場のベンチャー営業には足りませんでした。市場を作りながら売る力、少ない実績で信頼を得る力——必要な力の見積もりが、甘かったんです。
追い打ちになった「上司ガチャ」
さらにきつかったのが、上司との関係でした。感情の起伏がとても激しい方で、まったくソリが合わず、毎日の出社で胃腸への負担を感じるほどでした。
そして、ここがベンチャーの怖さなのですが——少人数の会社には、部署異動という逃げ場がありません。大きな組織なら「上司と合わなければ異動を願い出る」という選択肢がありますが(実際、私は2社目でそれに救われています)、少数精鋭の組織では、上司との相性がそのまま会社との相性になります。
ベンチャーへの転職を考えている方は、事業の魅力だけでなく、「合わない人がいたときの逃げ場があるか」という観点も持っておいてください。入社前の環境の見極め方は職場環境の良い会社の見分け方にまとめています。
この会社が教えてくれた2つの現実
- 結果を出せなければ、やりたい仕事でも続けられない
- 続けたくても、人間関係が崩壊すると続けられない
どちらも当たり前のことです。でも、夢に向かって走っているときほど、この当たり前が見えなくなる。せっかく掴んだチャンスをモノにできなかった悔しさは、今も覚えています。
ただ、この経験は無駄ではありませんでした。人材業界で見た「働くことの壁」への問題意識は、回り道の末に、いまキャリア相談士としての活動につながっています。夢は、一度の挑戦で終わりじゃない。形を変えて、もう一度叶えにいける——それが、シリーズ全体を通して伝えたいことでもあります。
「やりたいことを仕事にしたい」あなたへ
この失敗から、夢に挑戦する前にやってほしいことを2つだけ。
- 「やりたい」と「やれる」のギャップを見積もる:その仕事に必要な力を箇条書きにして、今の自分の実力と突き合わせる。足りない分は、転職前に埋め始める(現職を続けながら準備できることは意外と多い)
- 夢の「環境」も見極める:やりたい事業でも、組織が合わなければ続きません。事業内容に惚れ込むほど、環境チェックが甘くなるので要注意
「自分の場合、何を準備すればいい?」という個別の壁打ちは、公式LINEで受けています。夢を諦めさせるためではなく、夢の成功率を上げるための準備を、一緒に設計しましょう。
よくある2つの質問
Q1. ベンチャーへの転職は、やめたほうがいいのでしょうか?
そうは思いません。事業を作る経験・裁量の大きさは、ベンチャーでしか得にくい財産です。ただし、大きな組織とはリスクの種類が違うことは知っておいてください。チェックすべきは3点。①資金と事業の持続性(親会社・投資家の支援体制)②人の相性リスク(少人数=異動の逃げ場がない)③自分の実力が「立ち上げ期」に足りているか(整った環境で出せていた成果は、仕組みのない環境では再現できないことがあります)。私は③の見積もりを外しました。
Q2. 「やりたいこと」と「向いていること」が違ったら、どちらを選ぶべきですか?
相談現場でも頻出の質問です。私の答えは、「向いていること」で土台を作り、「やりたいこと」は形を変えて乗せる。私自身、向いている仕事(ルート営業)で生活を安定させ、やりたいこと(キャリア支援)は副業として実現しています。3社目の私のように「やりたいこと一本」に全額ベットする挑戦は、うまくいけば最高ですが、外れたときに生活ごと崩れる。二段構えなら、夢を諦めずに何度でも挑戦できます。この考え方は生活のために働くのがしんどい30代へで詳しく書いています。
まとめ|夢への挑戦には「実力」と「環境」の準備を
- ✅ 外国人材の就職には「日本語」と「VISA」の2つの壁がある(現場の実感)
- ✅ やりたい仕事でも、結果を出せなければ続けられない
- ✅ 少人数のベンチャーには「異動」という逃げ場がない。人の相性リスクは大企業より重い
- ✅ 挑戦の前に「必要な力の見積もり」と「環境の見極め」を
- ✅ 一度の失敗で夢は終わらない。形を変えて、もう一度叶えにいける
それでは今日は、このへんで。
ではでは。読んでくれてありがとうございました👺✨
📚 私の履歴書シリーズ・全8話
転職7回・8社の経歴を1社ずつ振り返るシリーズです。気になる回からどうぞ。













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