転職活動、しんどくなっていませんか?
「早く決めなきゃ」とわかっている。
でも、求人を開く気力がわかない。面接の準備をしようとすると、胸が重くなる。
そんな状態になったことはありませんか?
今回お話しするOさん(20代女性)は、転職活動の途中で2〜3ヶ月、活動を休止しました。
「弱い」でも「逃げ」でもありません。むしろ、その選択が最終的に「納得のいく転職」につながりました。
この記事では、Oさんの実際の言葉を引きながら、精神的にしんどくなったときに「止まる」ことがなぜ前進になるのかを、相談実績1,000件超のパロがお伝えします。

Oさんのプロフィール
- 年齢:20代女性
- 最終学歴:大学院修了(農学部→文系編入→大学院)
- 前職:総合人材会社(人材派遣メインの新規開拓営業)
- 退職理由:入社3ヶ月で適応障害→3ヶ月の休職を経て退職
- 転職活動期間:約1年(休止期間含む)
- 現職:心理的安全性のある環境でのお客さま対応職
前回までの記事
📖 「2度目は絶対失敗したくない」適応障害・短期離職を乗り越えた20代女性の転職体験談
📖 転職の軸が決まらない3つの原因|ぐるぐる思考を抜け出す方法【体験談】
Oさんが「しんどさのピーク」を迎えたとき
Oさんは転職活動の中で、精神的に一番しんどかった瞬間についてこう話してくれました。
Oさん・軸が定まらない。
・気持ちが追いつかない。
・『御社が第一志望です』みたいなテンション感で受けないといけない。
・離職期間もどんどん長くなる
そもそも自分が進むべき方向性について、納得も整理も出来ていない状態で、エージェントさんからは『とにかく沢山応募しましょう』と言われる。
頭と心がバラバラな感覚。
自分の気持ちはまだ「前向きに転職活動できる状態」じゃないのに、社会は待ってくれない。その焦りだけが先行する。
さらにOさんの場合、性格的にも面接という場が大きな負担になっていました。



受けるのであればきちんと準備したいタイプで。
思ってもいないことを言えない性格もあり、
『御社で働きたいです!』とアピールしなければいけない状況も
かなりストレスでした
本当はまだ「ここで働きたい」と思えていない。
でも面接では「第一志望です」と言わなければ通らない。
準備にも時間をかけたい。でも応募数も増やさないといけない。
そういう「自分の素」と「求められる演技」のあいだで、心がすり減っていく感覚
心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
その結果として、Oさんが選んだのが
2〜3ヶ月、転職活動を休止することでした。
「休止」は弱さではなく、判断
転職活動を休止することは、多くの人が「後退」と感じてしまいます。
離職期間が長くなる。焦りが増す。「自分はダメなんだ」という気持ちが強くなる。
でも、Oさんの休止はそうではありませんでした。
気持ちが追いつかないまま無理に動いても、「なんとなく受かった会社」に就職してまた同じことを繰り返す可能性があります。
Oさん自身も、振り返ってこう言っています。
「もし一人で転職活動を続けていたら、正社員で転職するのを諦めていたか、焦って転職してまた失敗していたかなと思います」
止まる判断は、長期的に見れば「前に進む」選択だったのです。
転職活動が精神的につらくなる3つの理由


理由①:「今決めないといけない」という焦りのプレッシャー
離職中の場合は特に、「早く決めなければ」という焦りが常にあります。でも、焦った状態で決めた転職は、後悔しやすい。
焦りは、判断力を下げます。
理由②:自分の気持ちと「やるべきこと」のズレ
「自分には合わないかも」と感じながら、エントリーを続ける。気持ちが「NO」なのに、行動が「YES」を求められる。
このズレが積み重なると、精神的に消耗します。
理由③:「自分がダメだから」という思い込み
書類落ち・面接落ちが続くと、「自分には価値がないから落ちる」という思い込みが生まれやすい。でも実際は、ミスマッチがあっただけで、あなたの価値が下がったわけではありません。
「外す条件」を決めると、頭の中がスリムになる
休止期間中、Oさんがじっくり取り組んだのが「外す条件」の整理でした。
転職活動がしんどくなる人の多くは、「これも欲しい・あれも欲しい」と足し算で考えています。給料・通勤時間・仕事内容・成長環境・人間関係……全部を満たす会社を探そうとして、結局どの求人にもピンとこない。
Oさんもそうでした。
「ちょっと良さげな求人見ると、『もっと良い条件を』って思っちゃうんですよね。
あとは、『自分の興味』と『向いてそうな仕事』の間で揺れ動いたり。
結局自分は何を優先したいのか。どうしたら納得できるのか。
逆に何は捨てられるのか。それらをきちんと整理して決めることができてなかった」
そこで発想を変えて、「これだけは絶対に外す」という条件を先に決めていきました。
その効果について、Oさんはこう振り返っています。
「自分が長く働く上で、絶対に欠けてはならないものが明確になったことで、頭の中も、選ぶべき求人もスリムになったなと思います。それまでは軸ブレブレで、あれもこれもと欲張ってしまって泥沼にはまる…といった感じでした」
そしてもう一つ大事なのが
「外した条件」は、永遠に手に入らないわけではないということ。
「外す条件を決めること。
それは、『今後絶対手に入れることができなくなるもの』ではないことにも気付かされました。
まずは最低限必要なものを。それ以外のことは軌道に乗ってきてから考える。
それでも遅くないということに気づき、それに対して自分が『実感を持って納得できた』ことで、クヨクヨ悩みすぎなくなった」
「今は捨てる」と「永久に捨てる」は違う。
このひと工夫だけで、求人の見方がガラッと変わります。
しんどいとき、どうすればいいか


対処法①:意図的に「休む」時間を作る
転職活動を完全に止めなくても、「今週は求人を見ない」「今日は考えない」という日を意図的に設けることが大切です。
Oさんは休止期間中、気分転換や趣味に時間を使っていました。「止まること」が、自分を取り戻す時間になっていたようです。
対処法②:「気持ちを吐き出せる場所」を持つ
Oさんにとって、チャット相談はその場所でした。
答えを出さなくていい。ただ話すだけでいい。そういう場があるだけで、気持ちが整理されていきます。
「心のモヤモヤに対しても、無理に励ます訳でも否定するわけでもなく、肯定した上で、『じゃあ私の特徴を踏まえてどう向き合うべきか』といった指標を出してくれたことは、本当に大きな心の支えになりました」
対処法③:「外に出て、感覚を取り戻す」
私(パロ)がOさんに実際に聞いた言葉があります。「最近、外出や気分転換はできていますか?」
転職活動が長引くと、どうしても思考が内向きになります。外に出て、人に会い、自分の体と気持ちのリズムを取り戻すことが大切です。
「頭では分かるけど気持ちが追いつかない」を埋めていく
転職活動でしんどい人がよく口にするのが、この言葉です。
「動かなきゃいけないのは分かる。でも、気持ちが追いつかない」
Oさんも同じ状態でした。この感覚は、どうやって変わっていったのか。本人の言葉です。
「新卒時代からあった、『学生の気持ち』から『働くこと』へのギャップを徐々に埋めていったという感じがあります。
新卒時代は真面目に『言われたことを、言われたようにやる』ことで頭がいっぱいでした。
まさに学校のように。
疑問に思ったことは言ってもいいこと、教えられた通りのやり方だけでなく、自分なりに試行錯誤してみてもいいこと、組織やルールはもっと流動的であることに気づき、少しずつ過去の出来事を自分の中で消化していきました。
そうする中で、働くことへの恐怖が少しずつ解消され、今自分がしていることへの『しなければならない感』や『次失敗したらどうしよう』という不安が解消されていった」
「気持ちが追いつかない」状態は、実は過去の経験がまだ消化しきれていない状態でもあります。
そこを無理やり次に進めようとしても、不安が消えるどころか上書きされて分厚くなるだけ。
休止して、過去を消化する時間を持つ。
これが、「頭と心のギャップ」を埋める一番の近道だったりします。
迷いながらも行動を止めなかった理由


休止しながらも、Oさんが最終的に転職活動を続けられた理由は何だったのでしょうか。
「現実的な話、正社員として働けるチャンスがまだあったからだと思います。特に若ければ若いほどその確率は高いと思っていて、それを今諦めていいのか?将来後悔しないか?と思っていました」
「今の自分には正社員になれるチャンスがある」という事実を、客観的に認識できていたことが力になっていた。
また
「転職して給料もらったらこんなことするぞ!と思っていたのも続けられた理由かなと思います」
大きな目標でなくていい。転職後にやりたいこと、買いたいもの、会いに行きたい人
そういう小さな「楽しみ」が、前に進む燃料になることがあります。
それでも「決断するのが怖かった」
軸が定まり、応募する求人も絞れてきた。それでも、Oさんは「決めること」そのものに怖さを感じていました。
「次は失敗できないという恐怖と、失敗した場合、またしんどい転職活動をしなければならない恐怖です。あとは、自分がこれだけ時間をかけて考えて決めたことがダメだった時、そこまでの道のりが無駄になってしまう感覚というか、『こんだけやってもダメだったのか』という絶望的な気持ちを感じたらなかなか立ち上がれないぞ、と思ってたこともあります」
これは、しんどい状態を一度通ってきた人ほど抱えやすい感覚です。
「やっと自分の軸が定まった」
「やっと前に進める気がしてきた」
その状態で決めた選択がもしハズレだったら、また同じしんどさに戻らなければならない。だから怖い。
この怖さに、「気合いで乗り越える」必要はありません。
怖いまま、決める。怖いまま、一歩出す。それでいいんです。
Oさんも、最後はそうやって決めました。
「最後は直感です。それまでに、自分の軸だったり得意・苦手を整理して納得していたことが前提ではあると思いますが、本当に一人の人間として接し、『置いていくようなことは絶対にしない』とはっきり言い切ってくれたのが大きかったです。直感的に、『ここで働いてみたい』と思いました」
軸の整理を積み重ねた人の「直感」は、ただの勢いではありません。それまでの全部が乗った、いちばん信頼できる判断材料です。
振り返ってOさんが言ったこと


新しい会社で働き始めたOさんに、今回の転職活動でいちばん大きかった変化を聞いてみました。
「自分への理解が深まり、『自分は自分でいいんだ』と思えるようになったことかなと思います。
自分が何を一番大切に生きていきたいのか、仕事をする上で絶対外せない条件はなんなのか。それが定まったことで、他の人と比べたり落ち込んだりすることが減ったなと思います。『私は私が幸せだと思える基準で生きて良いんだ』と」
そして、同じように転職で迷っている人へ、こんなメッセージをくれました。
「焦らないこと、自分の気持ちを置いてけぼりにしないことですかね。自分の気持ちを蔑ろにしてしまうと、結局『これで良かったのかな』とずっと不安が付きまとってしまうことになるかもしれません。短期&長期離職の私でも転職できたので、焦る必要はないと思います!
正解はひとつじゃないというのも是非お伝えしたいです。『自分に合う企業はここしかない!』みたいなものがあると思っていましたが、転職活動を進める中で、『ここならまあ働いていけそう』みたいな感覚になることもしばしば。自分の譲れないポイントだけまずは大切に」
焦らない。自分を置いてけぼりにしない。正解はひとつじゃない。
これは、しんどさを越えて自分の選択にたどり着いた人だけが言える言葉だと思います。
まとめ:精神的につらいなら、止まっていい
- 転職活動を休止することは、弱さではなく判断
- 焦りは判断力を下げる
- 「足し算」より「外す条件」を先に決めるほうが頭の中はスリムになる
- 「気持ちを吐き出せる場所」を持つことが大切
- 怖いまま決めていい。軸を積み上げた人の「直感」は信頼できる判断材料
- 小さな「楽しみ」が、前に進む燃料になる
Oさんの言葉を、もう一度
「焦らないこと、自分の気持ちを置いてけぼりにしないこと。短期離職の私でも転職できたので、焦る必要はないと思います」
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💡 使うときの3つのルール(Oさんの経験から)
① 「沢山応募」に流されない。ペースは自分で決める
② 「自分の強み」を先に言語化してから面談に臨む
③ しんどくなったら、正直に”休止”と伝えていい
最後に:”強みなんてない”をひとりで抱えなくていい
もしあなたが今、
- 自己分析をしてもピンとこない
- 強みを聞かれても言葉にできない
- 失敗体験が頭から離れない
- ひとりで考えるのがしんどい
どれかひとつでも当てはまるなら、
まずはひと言、メッセージを送ってみてください。
Oさんも最初は、自分の強みを何ひとつ言語化できていませんでした。
でも、チャットで”ひと言ずつ”積み重ねた1年が、
最後に「こんなことが強みになるの?」という気づきに変わりました。
あなたの”納得の一歩”も、たった一通のメッセージから始まります。
焦らなくていい。
正解は、ひとつじゃない。
Oさんのように、あなたにも必ず、“納得の一歩”が待っています。
その一歩を、一緒に言葉にしていきましょう。
気持ちを置いてけぼりにしたまま、応募を続けていませんか?
「自分の軸がぐるぐるしたまま」
「外せない条件と、捨てていい条件の見分けがつかない」
「頭では分かっているのに、気持ちが追いつかない」
そのモヤモヤを、ひと言ずつチャットで整理していきませんか?
Oさんがそうだったように、答えを急がなくて大丈夫です。
あなたのペースで、自分の言葉になるまで一緒に並べていきます。
相談実績1,000件以上|90日間じっくり伴走します
しんどい時は”休止”のままでもOK。気持ちが動いたタイミングで、ひと言から始めましょう。













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