人材業界の営業はきつい?|転職7回・2社目で学んだ「営業の基本」と向き不向き

どうも、パロです👺

転職7回・8社の職歴を1社ずつ振り返る「私の履歴書」シリーズ。今回は2社目、「人材業界・求人広告営業」編です。

この会社は、私の営業人生の原点であり、8社の中でいちばん長く働いた会社でもあります。「クビだ」と迫られた危機を部署異動で乗り越えた話も含めて、人材業界の営業のリアル——きつさも、得られるものも——を正直に書きます。「人材業界の営業ってきついの?」と気になっている方の判断材料になれば嬉しいです。

📌 この記事で分かること

  • 2社目・求人広告営業のリアルな仕事内容(飛び込み・TELアポ・週次ノルマ)
  • 営業の最初の壁を越える考え方「営業は度胸。断られてもいい」
  • 人材業界がきついと言われる3つの構造的な理由
  • 「クビだ」と迫られた危機を、部署異動で乗り越えた話
  • それでも人材業界営業が「キャリアの序盤」におすすめな理由

結論:人材業界の営業はきつい。でも成長は速い。若いうちの数年で「度胸」と「営業の基本」という一生モノの武器が手に入ります。合わなければ、社内異動という手もある。

目次

2社目の仕事:「求人広告の営業」とは

2社目の仕事は、求人広告の営業でした。担当エリアが割り当てられ、そのエリアの企業に飛び込み訪問・エリア巡回・電話営業を行い、求人広告の出稿を提案する仕事です。

1週間の仕事はこんな感じで回ります。

  • TELアポ・飛び込みで新規接触
  • 商談・担当エリアの巡回訪問
  • 受注した求人広告の原稿作成
  • 締切までに入稿

これを毎週、全部並行してやります。昼間は訪問が多いので、原稿作成は夕方から。残業は多めで、22時過ぎまで残ることもチラホラありました(現在は業界全体で分業化が進み、残業は減少傾向にあるようです)。

そして、この会社で私は「営業」の基本をすべて学びました

学び①「営業は度胸」。慣れれば怖くない

営業職の最初のハードルは、間違いなく「お客様への接触」です。TELアポ、飛び込み。最初は「怒られたらどうしよう」「失敗したらどうしよう」で足がすくみます。私もそうでした。

でも、数をこなすうちに気づくんです。

  • 最悪トラブルになっても、会社がフォローしてくれる(新人の失敗は織り込み済み)
  • 断られても、お客様は「あなた」を否定しているわけではない。タイミングと需要の問題

「断られてもいいや」と吹っ切れた瞬間、不安は消えます。そして、この「初対面の相手に飛び込める度胸」は、営業に限らず、転職の面接でも、その後の人生のあらゆる交渉でも効く一生モノの武器になりました。

学び② 人材業界が「きつい」と言われる3つの構造

一方で、きつさも正直に書きます。求人広告営業のきつさは根性の問題ではなく、ビジネスの構造から来ています。

  • ノルマのサイクルが短い:締切が毎週あり、売上ノルマは週単位で設定、3ヶ月単位で評価。達成してもすぐ次の週が来る。そして目標金額は達成するほど上がっていく
  • 景気にもろに左右される:企業の採用意欲は景気の変動を最初に受ける。不景気時の落ち込みは激しい
  • フロー型ビジネス:広告は掲載が終われば売上もゼロに戻る。常に新しいお客様を開拓し続けなければならない

若いうちは体力で押し切れますが、この構造の中でずっと走り続けられるのは一部の人だと思います。実際、人材業界の営業を数年経験して、人事や他の無形商材営業へステップアップ転職していく人が多い業界です。

パロ

ちなみに現職のルート営業は、同じ「営業」でも真逆の構造(既存顧客・ストック型)です。営業職の中でのタイプの違いはルート営業はきつい?6年続けてわかったメリット・デメリットで比較しています。「営業が合わない」のではなく「この型の営業が合わない」だけのことは、よくあります。

学び③「クビだ」と迫られた危機を、異動で乗り越えた

実はこの会社で、私は一度キャリアの危機を迎えています。営業成績が伸び悩み、「成績を達成できなければクビだ」と迫られたのです(今思えば、ずいぶん乱暴な話ですが)。

救ってくれたのは、支社長の計らいによる制作部門への部署異動でした。求人広告のデザイン・制作を担当することになり、そこで意外な適性が見つかります。ここで身につけた広告デザインの経験は、後の職場で営業資料を作るたびに「見やすい」「分かりやすい」と評価される基礎になりました。

この経験から言えることが2つあります。

  • 「今の仕事で結果が出ない=会社を辞めるしかない」ではない。社内異動は、転職の前に検討すべき立派な選択肢です
  • どんな経験が未来に活きるかは、その時点では分からない。無駄な経験は、本当にないんです

人材業界の営業は、誰に向いているか

経験者として、向き不向きを整理しておきます。

  • 向いている人:キャリアの序盤で営業力を一気に鍛えたい人/短期間の成長を優先できる人/数字で評価される環境が燃える人
  • 慎重に考えたい人:長期でじっくり顧客と関係を築きたい人(ストック型営業のほうが合います)/毎週の数字プレッシャーで消耗しやすい人

成長スピードの速さは本物です。キャリアの若い段階で数年経験する場としては、良い環境だと今でも思います。「ずっといる場所」ではなく「鍛える場所」と割り切って入るのが、この業界との上手な付き合い方かもしれません。自分の特性とのマッチングは自分に合う会社の見つけ方|3つの判断軸で確認してみてください。

よくある2つの質問

Q1. 人材業界の営業から、どんなキャリアに進めますか?

選択肢は広いです。よく見るルートは、①事業会社の人事・採用担当(採用の現場感覚が武器になる)②無形商材の法人営業(SaaS・広告・コンサル系。無形を売る力は共通)③キャリア支援職(キャリアアドバイザー・人材紹介)。「形のないものを、課題を聞き出して売る」経験は応用範囲が広く、人材営業の数年は、その後のキャリアの選択肢をむしろ増やしてくれるというのが経験者としての実感です。

Q2. 飛び込みやTELアポが怖くて、営業に踏み出せません

その怖さは正常です。私も最初は電話の前で固まっていました。ただ、2つだけ知っておいてください。①怖さは「量」でしか消えない——10件目より100件目のほうが確実に楽になります。才能ではなく回数です。②今は新規開拓のない営業も多い——ルート営業、インサイドセールス、カスタマーサクセスなど、営業スキルを活かしつつ飛び込みのない職種は増えています。「営業=飛び込み」で選択肢を狭めないでください。職種の違いはルート営業はきつい?で詳しく比較しています。

まとめ|きつい環境で得た武器は、一生使える

  • ✅ 求人広告営業は、週次ノルマ×フロー型のきつい構造。でも成長スピードは速い
  • ✅ 営業の最初の壁は度胸。「断られてもいい」と吹っ切れれば怖くなくなる
  • ✅ 結果が出ない=退職、ではない。社内異動という選択肢を忘れない
  • ✅ 異動先で見つかった適性(デザイン)が、後のキャリアの武器になった。無駄な経験はない
  • ✅ 人材業界は「ずっといる場所」ではなく「鍛える場所」と考えると付き合いやすい

次回は1社目・印刷会社編。新卒の就職活動で「内定」をゴールにしてしまった失敗の話です。

それでは今日は、このへんで。
ではでは。読んでくれてありがとうございました👺✨

📚 私の履歴書シリーズ・全8話

転職7回・8社の経歴を1社ずつ振り返るシリーズです。気になる回からどうぞ。

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