どうも、パロです👺
これから書くのは、私の転職人生でいちばん苦しかった1年間の話です。焦って転職し、働く目的を見失い、最後は「不安神経症」と診断されるところまで落ちて——そこから回復できた、実録です。
今まさに「焦って転職してしまったかも」「毎日辞めることばかり考えている」という方に、同じ場所から戻ってきた人間の記録として読んでもらえたら嬉しいです。
※本記事は私個人の体験談です。不眠や動悸などの症状がある方は、この記事より先に、医療機関の受診を最優先してください。
【実録】焦った転職で、私は1年間苦しんだ
今の仕事(卸売のルート営業)は、2019年の年末に焦って決めた転職でした。7社目で適応障害になり、「とにかくここから抜け出したい」の一心で、働く目的も、仕事との相性も深く考えずに飛び込んだんです。
結果、2019年末からの1年間は、自分にも会社にも迷惑をかけた、いちばん暗い時期になりました。
意図しない仕事に、身が入らない
自分で選んだはずなのに、心が選んでいない仕事。当時の私は、行き帰りの通勤中も、休憩中の車の中も、考えることは2つだけでした。
- 「どうしたら辞められるか」
- 「この仕事の嫌なところ」

頭の中が「辞めること」で占領されている人間は、仕事をまともに覚えられません。覚えられないから成果も出ない。成果が出ないから、ますます居場所がなくなる。この悪循環が、静かに心を削っていきました。
そして、精神的に追い込まれた
コロナ禍で「すぐ辞める」決心もつかず、ダラダラと続けた結果、生活はこうなっていきました。
- 新しい仕事を振られると、喉が苦しくなり動悸がする
- 家に帰れば「どうしたら辞められるか」を検索し続ける
- 休みの日は一日中布団の中で、将来の不安に沈む
- 日曜の夜は眠れず、睡眠2時間で月曜の仕事に向かう
こんな生活を約1年。当たり前ですが、限界が来ました。ようやくメンタルクリニックに行ったのが11月。診断は「不安神経症」。生きる目的も、働く目的も、完全に見失っていました。
パロ当時の自分に言いたいのは「限界が来る前に行け」です。クリニックは、限界の人が行く場所ではなく、限界になる前に行く場所でした。行くのが遅れた分だけ、回復にも時間がかかりました。
「合わない」と確信したら、早く動いたほうがいい理由
この経験から、ひとつはっきり言えることがあります。焦って転職して「この仕事は合わない」と確信したなら、試用期間のような早い段階で軌道修正するほうが、本人にも会社にも良いということです。
本人側の理由:
- そもそも焦って選んだ仕事なので、頑張っても目指す先が違う
- 続けるほど顧客や担当業務が増え、辞めづらくなる
- 早い段階なら人間関係のしがらみも少なく、精神的な負担が小さい
会社側から見ても、意欲を失った状態で長く在籍されるより、早い決断のほうが痛手は小さい。つまり「ダラダラ続ける」は、誰の得にもならないんです。私はそれができずに1年間心を削り、その代償を払いました。
ただし、辞める判断は感情ではなく手順で。危険サインの見極めと判断基準は仕事辞めたい30代へ|後悔しない5つの判断基準に、失敗したと感じたときの動き方は転職失敗したと感じたらどうする?にまとめています。
どん底から前向きになれた、2つの理由


仕事以外は布団の中、という状態だった私が、なぜ回復できたのか。振り返ると、理由は2つに集約されます。
理由① 「相談できる人」ができた
転職に失敗したと感じてから、私は誰にも相談できませんでした。近しい人に「辞めたい」と話しても、返ってくるのは「頑張って続けなよ」だけ。それが分かっているから、話すこと自体を諦めていました。
転機は2つ。クリニックで心理士さんに、悩みを正直に話せる場所ができたこと。そして、疎遠になっていた、本音で話せる友人と関係が戻ったこと。
アドバイスをもらえたから救われたのではありません。「この話をしても否定されない場所がある」という事実そのものが、心の回復を始動させました。1,000件超の相談を受けている今なら分かります。追い詰められた人に必要なのは、正論より先に、安全な話し場所なんです。
理由② 「働く目的」を再設定できた
もうひとつの理由が、働く目的の再設定です。
「生きるため」「お金のため」で頑張れる人もいます。でも私はダメでした。おそらく頑張れる人は、その言葉の中に「家族のため」「ローンを返すため」といった、自分にハマる動機が入っているんだと思います。私には、それが空っぽだった。
試行錯誤の末に私が設定し直した目的は、「仕事で収入を得ながら、キャリアに困っている人の支援と情報発信をする」。本業での自己実現にこだわらず、副業も含めて人生全体を充実させる——そう考えられるようになった瞬間、目の前の「嫌な仕事」が「目的を支える手段」に変わりました。
同じ仕事、同じ職場です。変わったのは意味づけだけ。それだけで、朝の絶望感が消えていったのは、自分でも驚きでした。この「会社にすべてを求めない」考え方は生活のために働くのがしんどい30代へ|パロが辿り着いた3つの武器で、目的の再設定の具体的なやり方は【やりたいこと・願望の見つけ方】PARO流・モーニングノートで詳しく書いています。
今、渦中にいるあなたへ|今日できる3つのこと
かつての私と同じ場所にいる方へ。経験者として、今日からできることを3つだけ。
- 体に症状が出ているなら、医療機関へ。動悸・不眠・食欲不振は「甘え」ではなく症状です。限界の前に行ってください。私は行くのが遅すぎました。
- 否定されない話し場所をひとつ作る。友人でも、カウンセラーでも、相談窓口でも。「頑張れ」と言わない相手を選ぶのがコツです。
- 「何のために働くか」を書き出してみる。答えが出なくてもいい。問いを持つだけで、視線が「過去の後悔」から「これから」に向き始めます。
自分を追い込みやすい真面目な方は真面目な会社員ほど危ない。「気にしない力」を取り戻すまでを、「自責で考えろ」に苦しんでいる方は自責思考から抜け出す方法も読んでみてください。あなたと同じ場所から戻ってきた人の記録が、そこにもあります。
そして、「誰にも話せない」が今のあなたの状態なら、私の公式LINEを話し場所のひとつに使ってください。1,000件超の相談を受けてきましたが、「こんなこと相談していいのかな」という相談ほど、歓迎です。


よくある2つの質問
Q1. 試用期間で辞めたら、経歴に致命的な傷がつきませんか?
短期離職が面接で聞かれるのは事実です。でも、「傷」になるかどうかは、その後の語り方で決まります。「合わずにすぐ辞めました」で終えれば懸念材料ですが、「環境選びの基準を持たずに決めた失敗でした。以後は◯◯を確認して選んでいます」と学びに変換できれば、むしろ自己分析力の証明になる。転職7回の私が8社目の内定を取れているのが実例です。それよりも、合わない場所で心身を壊すことのほうが、よほど大きな損失です。伝え方の詳細は逃げの転職を繰り返すとどうなる?のQ&Aにまとめています。
Q2. そもそも「焦った転職」を防ぐには、どうすれば?
焦りの原因は、たいてい「お金」と「空白期間への恐怖」です。だから対策は2つ。可能なら在職中に活動すること(収入があるだけで判断の余裕がまるで違います)。離職後に活動するなら、失業手当などの制度で生活の土台を先に確保すること(失業手当の受け取り方)。そして何より、「辞めたい」の段階で軸を作っておくこと。焦る前の準備がすべてです。手順は後悔しない5つの判断基準へ。
まとめ|間違ったと思ったら、計画的に軌道修正すればいい


- ✅ 働く目的を決めないまま焦って転職すると、高い確率で後悔する(私はした)
- ✅ 「辞めることばかり考える毎日」は心身を確実に削る。症状が出たら医療機関へ
- ✅ 合わないと確信したら、早い軌道修正は本人にも会社にも良い
- ✅ 回復の鍵は「否定されない話し場所」と「働く目的の再設定」の2つ
- ✅ 目的が決まれば、目の前の嫌な仕事も「手段」として捉え直せる
最初の1年は本当につらかった。でも、あの経験があったから、今こうしてキャリアに迷う人の力になる仕事ができています。なりたい自分が決まったなら、「諦めずに実現する方法を考え続けて、その方法を見つけること」。人生、いつからでも軌道修正できます。
それでは今日は、このへんで。
ではでは。読んでくれてありがとうございました👺✨













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