自責思考から抜け出す方法|「自責で考えろ」で適応障害になった話

※本記事にはプロモーション(広告)が含まれます。

「うまくいかないのは、全部自分のせいだ」
「適応障害になったのも、自分が弱いからだ」

そうやって、自分で自分を責め続けていませんか?

どうも、パロです👺

結論から言うと、適応障害やメンタルの不調の原因は「あなたの弱さ」だけでは説明できません。キャリア相談を1,000件以上受けてきた経験から言っても、環境要因が大きいケースが、本当に多いんです。

でも、渦中にいる本人ほど「自分が悪い」としか思えなくなります。これは性格の問題ではなく、自責思考が”癖”になってしまっている状態。そして、その癖は一人で考え続けるほど深まっていきます。

今回は、上司から「自責で考えろ」と言われ続けて適応障害になったSさん(30代男性・人材開発職)が、3ヶ月のチャット相談を経て「自分のせいじゃなかった」と思えるようになるまでのプロセスを紹介します。

同じように自分を責めてしまうあなたに、抜け出すヒントが届けば嬉しいです。

📖 Sさんの転職ストーリー全編はこちら:「逃げの転職」だと思っていたけど。キャリア相談をして年収200万円ダウンの内定を選んだ理由

目次

🤝 Sさんのプロフィール

  • 年齢:30代男性
  • 職種:人材開発(人事領域)
  • 経歴:人材派遣営業(3年) → 人材会社の人財開発(5年半) → 不動産会社の人財開発(1年5ヶ月)
  • 現状:適応障害により休職中
  • 転職活動期間:約3ヶ月
  • 応募数:約180社
  • 内定先:IT・通信業界の中堅企業(人材開発職)
  • 入社予定:休職満了後すぐ

「自責で考えろ」と言われ続けた職場の話

Sさんが休職する前、職場でどんな言葉を浴びていたか。本人はこう振り返っています。

Sさん

休職前に上司から「なぜできない」「周りが迷惑している」「自責で考えろ」と言われ続けていました。

「自責思考」という言葉自体は、ビジネス書でもよく見かけます。「他人や環境のせいにせず、自分にできることを考えよう」——それ自体は、前に進むための健全な考え方です。

でも、他人から「自責で考えろ」と言われ続けるのは、まったく別の話です。自分で選び取る「自責」と、外から浴びせられる「お前のせいだ」は、似ているようで正反対なんです。

後者は思考法ではなく、ただの刷り込み。「なぜできない」「周りが迷惑している」を毎日浴び続ければ、どんなに優秀な人でも「自分はダメな人間だ」と思い込むようになります。しかも厄介なのは、追い込まれている本人ほど、その言葉を「正論だ」と受け入れてしまうこと。逃げ場がなくなり、心がすり減っていきます。

適応障害=自分のせい、と思い込んでいた頃

刷り込みの怖いところは、職場を離れても消えないことです。Sさんは休職してからも、自分を責め続けていました。

Sさん

適応障害になったことも、自分がダメだったからだと思っていました。

体を壊すまで追い込まれたのに、その原因まで自分で背負ってしまう。

——この状態、本当につらいんです。

休んでいるのに心が休まらない。「早く復帰しなきゃ」と焦るのに、いざ求人を見ると「こんな自分を雇う会社なんてあるのか」と手が止まる。「職場を変えたとしても、また同じように働けなくなってしまうのでは」という思考が、頭の中をぐるぐる回り続ける。

キャリア相談でも、適応障害を経験した方のほとんどが同じことを口にします。まじめで責任感が強い人ほど、原因を全部自分に向けてしまう。だからこそ、まずはその矢印を少しだけ外に向ける作業が必要なんです。

価値観マップで見えた「環境要因」

転機になったのは、自己分析でした。チャット相談では、幼少期からの経験を振り返る「価値観マップ」というワークを一緒に進めていきます。

Sさん

これまでは自分のやりたいこと、大切にしたいことをメインで考えていました。でも今回は幼少期の経験から振り返ったことで、自分の「苦手なこと」「避けた方が良い環境」が明確になりました。

ここがポイントです。自己分析というと「やりたいこと探し」だと思われがちですが、再発を防ぐうえで本当に効くのは「避けるべき環境」を知ること

避けるべき環境は、人によって本当に違います。たとえば——属人化していて一人で抱え込む職場が苦手な人もいれば、急かされる業務量で消耗する人、評価が減点方式の文化で萎縮する人、変化が多すぎて落ち着けない人もいます。Sさんの場合は、新しい環境に慣れるまで時間がかかるタイプでした。

苦手な環境がわかると、「あの職場で苦しんだのは、自分の弱さではなく、苦手な環境のど真ん中にいたからだ」と客観的に見えるようになります。自分を責める材料だったはずの過去が、「次に同じ失敗をしないための地図」に変わるんです。

パロ

パロからもSさんに、これまでの経緯を聞いたうえで「環境要因が大きいことも認識してくださいね」と何度もお伝えしました。自分を責める癖がある人ほど、ここは他人の口から言われないと気づけないんです。

「〜すべき」を「整える」に置き換える

相談を続ける中で、もうひとつ見えてきたものがあります。Sさんの言葉の癖です。

Sさん

私の回答には「〜〜すべき」といった言葉が多く、パロさんから「まずは整えることが重要」と何度も言ってもらいました。

「すべき」は、自分を縛る言葉です。「ちゃんとすべき」「成果を出すべき」「迷惑をかけないようにすべき」——全部、できていない自分への減点になります。気づかないうちに、自分で自分にダメ出しを続けているようなものです。

一方で「整える」は、今の自分を起点にした言葉。まず生活を整える、心を整える、それから次を考える。「成果を出すべき」を「まずは生活リズムを整える」に、「迷惑をかけないようにすべき」を「頼れるところは頼って整える」に。主語を”あるべき理想”から”今の自分”に戻すだけで、自分への当たり方がずいぶん柔らかくなります。

もちろん、長年しみついた「べき思考」を手放すのは簡単ではありません。Sさんも何度も「すべき」に戻りそうになりました。だからこそ、戻りそうになるたびに「それ、べきになってますよ」と繰り返し声をかけてくれる相手がいることに、意味があるんだと思います。

「交通事故に遭ったようなもの」という言葉

相談を重ねたある日、Sさんがパロに送ってくれたメッセージに、こんな一文がありました。

Sさん

適応障害になったのは「交通事故に遭ったようなもの」だと思えるようになりました。

この比喩、すごくいいなと思ったんです。

交通事故は、たまたまその道を通った、たまたま相手が突っ込んできた、という偶然と環境の重なりで起きます。「事故に遭ったのはお前の人間性のせいだ」とは、誰も言いませんよね。注意していても、巻き込まれるときは巻き込まれる。

適応障害も同じです。

たまたまその職場で、たまたまあの上司の下で、業務の属人化や私生活の変化など複数の要因が同時に重なって起きた出来事。あなたという人間の価値の問題ではないんです。「自分のせい」から「いくつもの要因が重なった結果」へ。見方が変わると、ようやく前を向く余裕が生まれます。

自責のループから抜ける、3つの小さな一歩

「環境要因も大きい」と頭でわかっても、しみついた癖はすぐには消えません。Sさんとの3ヶ月を振り返って、特に効果があったと感じる小さな一歩を3つ挙げておきます。

  • ① 経緯を「誰かに」話す……頭の中だけで考えると、矢印はどんどん自分に向きます。声に出して経緯を話すと、聞き手から「それ、環境のせいじゃない?」という視点が外から入ってきます。
  • ② 「すべき」を口にしたら言い換える……「〜すべき」と思った瞬間に、「まずは〜を整える」に置き換えるクセをつける。それだけで自分への当たりが和らぎます。
  • ③ 「避けるべき環境」を書き出す……過去にしんどかった瞬間を思い出し、共通点を探す。それがそのまま、次の職場選びのチェックリストになります。

どれも、特別な才能はいりません。共通しているのは「一人で抱え込まない」こと。
それだけで、ループは少しずつほどけていきます。

同じように悩むあなたへ

3ヶ月の相談を終えたSさんは、同じように悩む人へのメッセージとして、こう話してくれました。

Sさん

先ずは自責思考になりすぎないことが重要です。適応障害になったことは、環境要因が大きいことも十分にあり得ます。

自分を責める癖は、ひとりで考え続けるほど深まります。逆に、信頼できる誰かに経緯を話すと、「それ、あなたのせいじゃなくない?」という視点が外から入ってくる。たったそれだけのことで、張りつめていた気持ちがふっとゆるむ瞬間があります。

自責のループを断ち切る第一歩は、根性でも反省でもなく、誰かに話すことです。完璧に整理してから話す必要はありません。むしろ、まとまらないままの気持ちを、そのまま言葉にしてみるところから始めて大丈夫です。

まとめ|「自分のせい」を疑うことから始めよう

  • ✅ 自分で選ぶ「自責」と、他人から浴びせられる「お前のせい」は別物。後者は思考法ではなく刷り込み
  • ✅ 適応障害の背景には「環境要因」が大きいケースが多い
  • ✅ 自己分析で効くのは「やりたいこと」より「避けるべき環境」を知ること
  • ✅ 「〜すべき」を「整える」に置き換えると、自分への当たりが柔らかくなる
  • ✅ 自責のループを断ち切る第一歩は、根性でも反省でもなく、誰かに話すこと

ちなみに、Sさんの自責思考の根っこには「完璧主義」と「1人で抱え込む癖」もありました。このテーマは別の記事で詳しく掘り下げています。

📖 あわせて読みたい:自己PRで「強みがない」と悩むあなたへ|チーム成果を強みと言えるようになった30代男性の話(準備中)

📖 Sさんの転職ストーリー全編:「逃げの転職」だと思っていたけど。キャリア相談をして年収200万円ダウンの内定を選んだ理由


👺 パロからのひと言

正直、パロも昔は「全部自分が悪い」と思い込むタイプでした。でも転職7回・相談1,000件超を経て確信しているのは、潰れるのは弱い人ではなく、合わない環境で頑張りすぎた人だということ。

あなたが今しんどいなら、それは弱さの証明ではありません。読んでくれてありがとうございました👺✨


一人で抱え込まなくて大丈夫です

「全部自分のせいな気がする」「でも、誰に話していいかわからない」——もしあなたが今、休職前のSさんと同じ場所に立っているなら。

パロのチャット相談では、Sさんと進めたのと同じ「価値観マップ」で、あなたが本当に避けるべき環境を一緒に言葉にしていきます。そして「それ、環境要因が大きいんじゃない?」という視点を、外からそっとお渡しします。

「〜すべき」で自分を追い込んでしまう前に、まずは気持ちを”整える”ところから。一人で考え続けるほど深まる自責のループは、誰かに話すことで少しずつほどけていきます。チャットなので時間も合わせなくて大丈夫。しんどい日は、ひと言からで構いません。

相談実績1,000件以上|90日間じっくり伴走します
しんどい時は”休止”のままでもOK。気持ちが動いたタイミングで、ひと言から始めましょう。


一人で求人と向き合わないで|エージェントを”相談・壁打ち相手”に

ここまで読んで「次こそ自分に合う環境を選びたい」と思えたなら、その気持ちを大切にしてください。ただ、同じ失敗を繰り返さないカギは「自分に合わない環境を避ける」ことなのに、求人票を一人で眺めているだけでは、世の中にどんな選択肢があるのか、その会社の社風が自分に合うのかまでは見えてきません。

もし「企業研究や書類づくりに一人で行き詰まっている」なら、転職エージェントを“相談・壁打ち相手”として使うのも手です。Sさんのように「数を打つ」段階で消耗してしまう前に、第三者の目を借りるだけで遠回りを減らせます。

👉 リクルートエージェント
求人数No.1。「世の中にどんな仕事があるのか」を俯瞰する“地図”として、まず登録しておくと選択肢の広さが見えてきます。

👉 マイナビ転職エージェント
20〜30代の支援に強く、面談が丁寧。転職の軸の壁打ちや、応募書類の添削・企業情報の収集を手伝ってもらえます。

さらに、もしあなたが20代・第二新卒で、一度合わない環境で潰れてしまった経験があるなら、その世代に特化したエージェントの方が話が早いこともあります。「この会社は自分に合いそうか」を一緒に見極めてもらいましょう。

👉 マイナビジョブ20’s
20代・第二新卒専門だから、休職やブランク、職歴に自信がなくても大丈夫。大手マイナビ運営で、あなたに「合う環境」を一緒に探してくれます。

👉 第二新卒エージェントneo by ネオキャリア
「経歴に自信がない」そんな20代を10年以上支援してきた実績。書類添削から面接対策、入社後のミスマッチを防ぐ企業選びまで、完全無料でサポートしてくれます。

転職エージェント、うまく活用できていますか?

「面談で何を話せばいいかわからない」
「自分の希望条件をうまく言葉にできない」

──そんなモヤモヤ、チャットで整理しませんか?

チャットで相談してみる

相談実績1,000件以上|90日間じっくり伴走します

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次